電気料金値上げ問題、河野大臣の蛮勇に期待

電気料金値上げ問題で河野太郎大臣の蛮勇に期待したい。

私が消費者担当大臣として電気料金の値上げ幅削減を実現したのが10年前。

当時は原発事故の直後でエネルギー政策への注目が集まった時期。しかし、改革に対する電力会社の抵抗は極めて強烈だった。

私が東京電力に改革を求めたのは特権的な待遇。例えば当時の東京電力では社会保険料の会社負担割合が7割だった。これを一般企業並みの5割負担にするなどの改革案を作成した。

国民目線に立った提案だったが、特権を失う会社側の抵抗は極めて激しく、連日大きな圧力にさらされることになった。

しかし、震災直後という当時の状況を鑑みれば、国民生活を守るために改革はどうしても譲れない一線だった。

結果として、改革は実現し特権を失った電力会社からは激しい怒りを買った。

大きなリスクを負って勝ち取った値上げ幅圧縮は大臣時代の功績として評価された。

河野大臣も激しく恫喝されるだろうが国民のために頑張ってほしい。