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民主 号外・10月号

政権交代へ向かって
記録的な猛暑の中、21世紀最初の夏が終わりました。 この6月には都議会議員選挙、7月には参議院選挙と日本中が注目する大変重要な選挙が行われ、皆様には多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。 「小泉旋風」という厳しい逆風の中、民主党は都議会では第2党へと躍進し、参議院でも確実に議席を増やしました。しかし自公保政権を過半数割れに追い込むことは実現できず、政権交代の1ページとして臨んだ選挙の結果としては大変厳しいものとなりました。 この現実を真摯に受け止め、党の基本政策を一層切磋琢磨し、民主党が政権を担える政党として更なる信頼を得られるよう努めていきたいと思います。

秋の臨時国会はじまる!

9月27日から秋の臨時国会が始まりました。 アメリカでの同時多発テロに伴う自衛隊法改正や米軍などへの後方支援のための新規立法等、早急に対応すべき問題が山積しています。そして史上最悪の失業率、景況の悪化、株価の下落など厳しさを増す経済状況への当面の対策も、正確かつ迅速に取り組まなければならない緊急の課題です。 そういった深刻な不況に直面する中小企業の問題や、底の見えない平成不況への打開策を打ち出すべく、今国会から経済産業委員会に所属することになりました。  日本を取り巻く状況は改革の断行を待ったなしで迫ってきています。自民党内部では、国の財政破綻を招いた政治家たちが旧態依然としたバラマキ型の景気対策を推し進めようといまだに同じ主張を繰り返しています。抵抗勢力が次第に顕在化し改革の具体化が遅れる小泉内閣とも、民主党の目指す真の構造改革実現のため、改革の具体案をぶつけ合う建設的な議論を進めなければなりません。民主党は小泉自民党の経済政策が失敗した場合に備え、受け皿となりうる対抗軸を立て、経済政策のビジョンを用意することで、政権交代の準備を進めていきます。  2大政党政治の一翼を担える政党としての信頼と支持をいただき、次期総選挙で政権を奪取するために今後も全力で活動して参りますので、引き続き益々のご指導とご支援を心からお願い申し上げます。

松原 仁 国会活動ダイジェスト
小泉首相に「一票の格差」是正を
強く求める要望書を提出
衆議院では「一票の格差」が、最も人口の少ない選挙区と比較して2倍を越える選挙区が、300小選挙区の3分の1近い95選挙区にのぼっています。 例えば3月末の住民基本台帳によると、衆院小選挙区別の人口が最も多い神奈川7区と、人口の最も少ない島根3区では、2.55倍に及びます。地元「東京3区」も、衆院選選挙区画定審議会設置法が基本とする「2倍未満」に反する選挙区です。 税金は同様に負担しているにも関わらず、投票権という政治的権利は半分以下という不平等がまかり通っているのです。 そこで、各党派を超え結成した『「一票の格差」の是正をめざす議員連盟』では格差を2対1以内に収め「一票の価値」の平等を実現すべきであると主張してきました。 そうした中、この6月8日には超党派の議員たちと共に、議員連盟の推進者でもあった小泉総理に対し、「一票の格差」の早期是正を求める要望書を提出しました。また10月10日にも総会を開き、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と「一票の格差を考える会」発起人の作曲家すぎやまこういち氏を招いて、与党3党の党利党略ともいえる部分的中選挙区制度復活案に断固反対し、あくまでも格差の是正を求める決議を固めました。 総会終了後には自民党や無所属の議員も含む超党派の議員連盟の有志たちとともに、当日から始まった「一票の格差を考える会」のキャンペーンバスの出発式に参加しました。ラッピングバスはキャンペーン期間中1ヶ月にわたり国会周辺を中心に運行されます。