松原 仁 特集号

6月25日

第42回総選挙で、品川区・大田区・島しょ部の皆さまに国政 の場にお送り項き早や2ヶ月が過ぎました。その間ずっと、投票 日の翌日26日に三宅島で火山活動が始まり、神津島、新島近海 を震源とする1万3千回以上の群発地震等により、いまだに終 末の見えない中、各島の皆様が恐怖とストレスの生活を余儀なく されております。被災地の皆様に対し心からお見舞いを申し上 げ、又私も引き続き復旧、復興に全力で取り組む所存です。さて 今回の選挙では、結果的には、与党三党で解散前より60議席減 らしながらも絶対安定多数を確保し、国会運営上は支障もありま せん。いわゆる勝名なき選挙といわれる所以です。

東京都民の力強いご支援

しかしながら、北海道・南関東・東京・東海の各フロッ クでは比例代表の得票数が自民党を上回り、とりわけ東 京では50万票以上も上回って、全42議席(小選挙区25、 比例17)中、19議席を民主党が占めることができまし たが、従来投票率が低ければ自民党有利とされてきた常 識を大きく覆す大躍進と思われています。果たしてそう でしょうか?私は違うと思います。都市住民の皆さんは すでに、従来のバラマキ型自民党政策では、これからの 日本が立ち行かなくなることが分かっているから、今回 は民主党にチャンスを与えようという判断をして頂いた のではないでしょうか。

民主党の可能性

全国的には野党ですか、国会で2ヶ月経験しただけで、 民主党には大きな可能性を感じることができました。一 つはスピードです。これはと思った出来事に関して、党 内ですぐに議論や検討が始まり、ケースによっては法案 化されます。もう一つは、自由です。ベテラン議員だろう が新人議員だろうが、発言も自由、勉強会やプロジェク トチームも簡単に作れます。この二つは、相変わらず派 閥や年功序列がはびこる自民党では、あり得ないことで はないでしょうか。 私も、皆さまよりお与え頂きました職責に恥じぬよう 全力で頑張る所存ですので、今後ともご指導とご鞭撻を 賜りますよう心よりお願い申し上げます。